上原駿平さん~カナダの旅行会社でインターンシップ

インターンシップを通じて世界には多様な英語話者がいると気づいた上原さん。今後はどんな英語にも対応できるよう、さらに語学力を磨こうと目標も定まりました!

研修の概要内容
研修期間:4週間
研修地:カナダ
研修先:旅行会社
研修内容:ビジネス
出発前の状況:大学二回生
宿泊先:ホームステイ

海外インターンシップで就活に先制

もともと旅行が好きで、大学の長期休暇を利用して様々な場所を訪れていました。今回は就職活動が始まる三回生直前ということもあり、インターンシップも兼ねて海外体験しようと思いこのプログラムに参加しました。志望業界の一つである旅行会社で就業体験やホームステイができるということも、決断を後押しするポイントとなりました。

テキストにはない現場の生の英語

主に任された仕事は、電話応対、顧客情報の入力・修正、チラシの作成・掲示、航空券の検索等でしたが、最初はやはり英語に苦労しました。職場のスタッフはイギリス系、アジア系、南アメリカ系と多様なバックグラウンドを持ち、それら独特のイントネーションや表現などを理解するのが大変でした。特に、最初のうちは緊張のせいか慌ててしまい、いまひとつ内容を理解していないまま話を進めて、結局意思疎通が出来ていなかったということもありました。
電話対応となると難易度は一層高くなり、試行錯誤が続きました。早口でまくしたてる人や、いまひとつ話が伝わらない人など電話先には様々な人がいて、そのうえ口元も見えずノイズも混ざるので、聞き取りには随分苦労しました。上手く対応できなかった時はその都度原因を振り返り、反省点をノートに書き込みます。ノートはすぐにいっぱいになりました。

会話を楽しめるようになった英語

仕事を通して、嬉しかったことや楽しかったこともたくさん経験できました。ある顧客にチケットについて色々と尋ねられました。案内を終えた後、僕の名前を聞かれたので答えると、「Shumpei、親切にどうもありがとう。近々君のショップに行くよ」と丁寧にお礼を言ってもらえたのです。その時は役目を果たすことが出来たという達成感でうれしくなりました。
また、従業員との何気ない会話も耳が慣れるにつれ、それまで受け答えに必死だったのが、会話を楽しむ余裕まで持てるようになりました。インターンシップの最終日には寄せ書きとお土産までいただいて、別れを惜しみながら歓談を楽しみました。短期間とはいえ中身の濃い時間を過ごすことができ、人間性も一回り成長できたことに充実感でいっぱいです。

インターンシップを終えて課題を発見

渡航前に英語をしっかり勉強し、ある程度語学力は身についていたつもりでしたが、いざ現地では通用しないことが多くガッカリしたのを覚えています。殊にリスニングでは今まで耳にしてきたのは良質な英語ばかりで、実際には実に多種多様な英語があることを知り、それらに対応できるよう訓練する必要があると実感しました。加えて、もっと多くの言い回しを覚え、よりカジュアルでフレンドリーな会話が出来るようにもなりたいです。
今後の進路について、事前に旅行業界の業界研究を行っていましたが、新たにいろいろな分野や形態、側面も発見できました。自分の進路を考える上で今回の経験を生かせるよう、振り返りをしっかりと行いたいと思います。

スタッフからの一言

ご自身も旅行が好きで、旅行業界を就職先の一つとして検討されている上原さん。海外の旅行会社での現場体験で、多くの気付きを得られたようです。実際に体験してみたからこそ実感できたことは、本当の意味でご自身の“力”となるはずです。 これから本格化する就職活動に向けて頑張って下さい!

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