田中美保さん~カナダの日本語学校でインターンシップ
専攻の英語力を高めるためにカナダインターンにチャレンジした田中さん。日本語講師としてたくさんの子ども達と接し、現地の先生方との交流で多くのことを学ばれました。
研修の概要 | 内容 |
---|---|
研修期間: | 4週間 |
研修地: | カナダ |
研修先: | 日本語学校 |
研修内容: | 日本語講師 |
出発前の状況: | 大学2回生 |
宿泊先: | ホームステイ |
Q1: 参加されたきっかけは何ですか?
大学入学当初から、在学中に海外でインターンシップを経験したいと、思っていました。
そんな時、中国にインターンと留学をしたことのある友達が紹介してくれて、参加を決意しました。
中国かカナダ、どちらでインターンシップをするか迷ったのですが、場所がちょうど冬季オリンピックの開催地であり、安全なバンクーバーであることと、英語を専門として勉強しているので、語学力の向上を目指せることで、カナダを選びました。
夏に比べて、冬にバンクーバーに行くほうが、安いということも大きな決め手になりました。
Q2: 日本語講師インターンでは、どのような仕事を体験しましたか?
月曜日から金曜日まで、日本語学校で2~5歳までの子供たちの先生になりました。
一人で担当するのではなく、現地の先生のアシスタントというポジションでした。朝の9時から12時まで、そして1時間休憩をはさんで、4時までクラスを担当するという感じです。最初の一時間くらいは、子供たちと一緒に遊び、おやつの準備をして、一緒に食べたり、体育館で走り回ったり、ボール遊びをしました。
天気がいい日は、学校内にある公園で、遊びました。そのほかにも、いろいろなイベントのお手伝いをさせていただきました。
Q3: インターンで苦労した点 or 楽しかった点を教えて下さい。
苦労したことは、それほどなかったのですが、強いて言えば、時々子供たちに、どのように接したらいいかわからない時がありました。たとえば、子供たち同士がけんかを始めた時や、おもちゃの取り合いを始めた時、どのようになだめたらいいのかわからず、先生に助けてもらったりしました。あとは、急に泣きだす子もいて、何がしてほしいのかわからず、あたふたしたりもしました。
楽しかったことは、たくさんあります。子供たちが慕ってくれたことが、すごくうれしかったです。「おねえさん、一緒に遊ぼ。」とか、「手つなごう」とか行ってくれて、すごく楽しく遊ぶことができました。
最後の日には、子供たちがかいてくれた、私の顔を、アルバムにして、先生方がプレゼントしてくれて、本当にうれしかったです。あとは、バザーや日本の文化を紹介するイベントをお手伝いしたのですが、これもとても楽しかったです。
Q4: 仕事を通して、勉強になったことは何ですか?
一番勉強になったことは、やはり子どもたちとの接し方です。先生方は、上手にたくさんの子供たちを平等に可愛がっていて、すごいなと思ったし、どんなに小さなことでも子供たちのことを褒めちぎったりして、やっぱりプロだなと感じました。でも、子供たちが可愛いからといって、甘やかすばかりでは、だめで、駄目なことをしたときはちゃんと怒るのが、大事なことがわかりました。
あとは、先生の中にはワーキングホリデーで、バンクーバーにきていらっしゃる方もいて、バンクーバーの情報や生活についていろいろなお話を聞くことができて、良かったなと思います。
Q5: カナダで体験したことの全体的な感想はいかがですか?
語学学校での留学では、友達の輪を広めることができました。一週間だけの登校だったのですが、メキシコ人や韓国人の友達もできました。授業後には、学校が主催するアクティビティーがあって、アイスホッケー観戦や公園への遠足など、さまざまなものが用意されていました。ダウンタウンに学校があったので、授業後は行きたいところにすぐに行けてとても便利でした。
ホストファミリーは、すごく優しい人たちで、いつも私のことを気遣ってくれて、うれしかったし、安心して生活を送ることができました。スーツケースのカギを失くしてしまった時も、すぐに対応してくれて、ほんとうにありがたかったです。
インターンシップ先の人たちも同様に、すごく優しくて、居心地のいい環境でした。
バンクーバーは、ここは日本じゃないかと思うくらい日本人や日本食レストランが多くて、本当に温かいところでした。 発音の悪い英語でも、真剣に話を聞いてくれたり、道を尋ねたら、親切に教えてくれて、バンクーバーの人も温かかったです。インターン留学に参加して本当によかったなと思います。
Q6: 今後の目標を教えて下さい!
このインターンシップを通して、私はいい意味でおおらかに物を考えられるようになったし、何があってもどうにかなるさ精神を身につけました(笑)
凝り固まってた私の考えがほぐされて、卒業後のいろんな進路が見えてきました。この経験を就職活動に役立てたいし、バンクーバーにもう一度行けるように頑張りたいなと思いました。