大西静香さん~カナダの専門学校でインターンシップ
日本語教育を副専攻で学んでいた大西さん。実際に授業をしてみたいという思いでカナダでの日本語講師にチャレンジ!そんな彼女の体験談をご紹介。
研修の概要 | 内容 |
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研修期間: | 3週間 |
研修地: | カナダ |
研修先: | 専門学校 |
研修内容: | 日本語講師 |
出発前の状況: | 大学3回生 |
今の語学力: | TOEIC800 |
宿泊先: | ホームステイ |
実践の場を求めてカナダへ
大学3年の夏、私はカナダで日本語教師のインターンシップを体験しました。日本語教育は大学の副専攻として履修したので、いつかは日本語教師をしてみたい、という漠然とした思いがその頃からありました。>
でも、希望を持っているだけでは永遠に日本語教師はできません。どうしようかな・・と思っていたとき、大学の先輩から、インターンシップという方法があることを聞きました。インターン=企業研修?と思っていた私は、すぐには日本語講師とインターンのイメージが結びつかなかったのですが、調べてみるとこれまでに多くの人が日本語を教えていたことが分かり、自分自身も行ってみたい、という漠然とした思いが急に現実味を帯びてきました。>
どうせ海外に行くなら、環境が良くて英語も勉強できるところがいい、そんな理由からカナダを選びました。
ずっと勉強したくなる日本語を
カナダでは、日本語を勉強しているカナダ人に、1対1の個人レッスンと、2、3人のグループレッスンで日本語を教えました。日本語を勉強している理由はさまざまで、趣味・アニメ・就職のため…とばらばらです。>
日本語は副専攻で少し勉強したとはいえ、なぜ?と聞かれても、相手が満足する答えはなかなか返せないし、思うように教えられないことに、初めはかなり落ち込みもしました。けれども、教えているカナダ人のひとたちはいかにもおおらかで、「大丈夫、がんばれ」と逆に励ましてくれることも。語学の勉強は本来とても時間のかかるものです。たった三週間で目に見える成果などなくて当然、と気持ちを入れ替え、今ここで私ができることは何かを一生懸命考えました。>
そして、上手く文法を教えるのではなく、これからもずっと日本語を勉強したいと思ってもらうことが私の仕事だと思いなおし、次の日からは頑張って日本についてのいろいろな話をしました。
宝物となった出会いの数々
今も彼らとは時々連絡を取っていますが、まだ日本語の勉強を続けていて、いつか日本に行きたいといってくれています。これこそ、"短期インターンシップ"日本語教師冥利に尽きるのではないかとひそかに思っています。